インデックスを早めるIndexing APIの使い方・導入方法

この記事で分かること
  • Indexing APIについて
  • Indexing APIのインデックス促進効果とリスク
  • WordPressサイトへのIndexing APIの導入方法

記事を公開して検索結果からユーザーを獲得する。この一連の流れはSEOの基本ですが、検索結果に表示されるにはまずインデックスされる必要があります。

当然、インデックスは早いほど良いわけですが、クローラーに任せているといつになるかは分かりません。

そこで今回は、インデックスを爆速にするツール「Indexing API」について紹介します。ただし、ブログの場合は本来の用途から外れた使い方になるため、導入は自己責任でお願いします。

目次

Indexing APIとは

Indexing APIの仕組み

Indexing APIとは、Googleが公式で提供している「ページの追加や更新・削除をGoogleに直接知らせるAPI」です。
※API:異なるソフトウェアやサービスを繋ぐシステム

サイトはこのIndexing APIを使用することでリアルタイムに更新情報を伝え、Googleはその情報を基にクロールを行います。

本来の使用対象は一部のページのみ

Indexing APIは非常に便利なツールですが、対象となるページはごく一部に限られます。Googleの公式ドキュメントには以下のように記載されています。

現在、Indexing API は、JobPosting または BroadcastEvent が VideoObject に埋め込まれたページをクロールするためにのみ使用できます。

引用元:Indexing API の使用-Google Developers

つまり、求人情報・ライブ動画の構造化データが埋め込まれたページのみが対象であり、一般的なページ(ブログ記事など)には対応していないということになります。

しかし、実際のところは対象外のページでも機能しているというのが現状です。

対象外ページでの使用はペナルティ対象になるのか

「普通のコンテンツに使用した場合にペナルティを受けるのか」という質問に対して、Googleのジョン・ミューラー氏はTwitterで以下のように回答しています。

Indexing APIは、求人情報やライブストリームの構造化データのみに対応しています。それ以外の場合は、サイトマップを使用してください。(翻訳)

引用元:Twitter – @JohnMu

他の情報からも「ペナルティを与える」という明確な回答は見られず、機能しない・対応していないといったあいまいな回答ばかりでした。

しかし、仮にペナルティの対象ではないとしても、ブログ記事への使用はGoogleの意図しないところにあります。リスクがあることだけは理解しておいてください

ちなみに、現実的ではありませんが、「対象の構造化データを埋め込んでしまう」という手もあります。実際にライブ配信を行って、BroadcastEventを埋め込むとかですね。かなり面倒ですが、これなら利用規約に違反することはありません。

いずれは対象範囲が拡大するかも

Googleはインデックスのリクエストにおいて、サイトマップよりIndexing APIを推奨しています。

サイトマップではなく Indexing API を使用することをおすすめします。これは、サイトマップを更新して Google に送信するよりも、Indexing API を使用した方が、Googlebot がすぐにページをクロールするためです。

引用元:Google検索セントラル

このことからも、いずれはIndexing APIの対象は拡大されることも予想できます。

ちなみに、サイトマップはサイト全体の構造を把握するために使用されるので、Indexing APIが普及してもサイトマップが不要になることはないでしょう。

Indexing APIとは-まとめ

Indexing APIについて、以下のことだけは覚えておきましょう。

  • Indexing APIとは、 ページの更新・削除をGoogleに伝えるAPI
  • 求人情報・ライブ動画の構造化データを埋め込んだページが対象
  • 対象外ページでも使用は可能
  • 対象外ページへの使用がペナルティ対象となるかは不明(信頼できる情報なし)
  • 対象外ページへの使用はリスクがあるため自己責任で

本当の”最終手段”です

Indexing APIはブログでも効果があるのか?

Indexing APIに関する疑問

皆さんもこむずかしい理屈より効果のほどが気になるはず。そこで、実際に使用した結果や口コミなどを紹介したいと思います。

実際に検証してみた

公開から半月経過しても検出 – インデックス未登録(クロール待ち)のままの記事2ページを対象に、Indexing APIを打っていきます。

条件

・Indexing APIの送信は11/7 14:02
・送信は2ページ同時に行う
・送信前にページを一度更新する(更新日を新しくする)
・対象となる構造化データはなし(Articleのみ)

送信直前のページのステータス

結果

・両ページとも同日の14:06にはクロールを確認。
・その後「クロール済み-インデックス未登録」を経て、5時間後にはインデックス登録に。

結果は送信からクロールまでおよそ4分という、恐るべき早さを見せつけてくれました。

その後も何度か試したところ、クロールされない場合もありました。”命令”ではなく”リクエスト”という位置づけなのでしょう。

ちなみに、最近更新されていないページのクロールされないことが多い印象です。更新日が古いページはクロールの優先度が落ちる、という情報もあるため、API使用前に一度更新しておくのが良いかもしれません。

使用者の口コミ

私の検証結果だけでは信用性が無いため、他の方の口コミなどもご紹介します。

来るときはすぐ来るという点は皆共通しているようです
そのままサイト内を巡回する嬉しい誤算も

海外で少しバズっている記事では、「構造化データを含まない普通のページでも、平均で10分以内にクロールされた」という検証結果が紹介されています。

Indexing APIの効果-まとめ

以上より、当ブログではIndexing APIはブログ記事でも機能すると結論付けています。

  • “現状は”ブログ記事でも機能する
  • 検証の結果、API送信後からわずか4分でクロールされた
  • ページの更新日は新しい方が良いかも
  • インデックス未登録を解決したとの口コミあり
  • 成功率は高いが、絶対に効果があるとは限らない

また、Search Consoleのインデックス登録リクエストが機能していない現在の状況では、Indexing APIは「検出-インデックス未登録」に対処できる唯一の手段とも言えます。

WordPressへのIndexing APIの導入方法

それでは、Indexing APIの導入方法を解説してきます。
Indexing APIをWordPressサイトに導入するまでには、以下の3つのプラットフォームを使用します。

  1. Google Cloud Platform
    Indexing APIの作成
  2. Google Search Console
    サービスアカウントを追加する
  3. プラグイン「Instant Indexing」
    サイトへのIndexing APIの導入と設定

※Google Cloud Platform(GPC):Googleが使っているテクノロジーやインフラを利用できるサービス群

途中までは公式の手順と同じですが、APIの使用はプラグインで簡単に行えるようにします。
※参考:Indexing APIを使用する前提条件 – Google Developers

慣れない作業が多く大変だと思いますが、極力分かりやすく解説していくので頑張って付いてきてください。

1. Google Cloud PlatformでAPIを作成する

まずはIndexing APIを作成していきましょう。
※「無料トライアル」への入会や課金は必要ありません

新規プロジェクトを作成する

まずはGoogle Cloud Platformを開きます。(Googleアカウントによるログインが必要です)

ページが開いたら「プロジェクトを作成」をクリックします。

Google Cloud Platformのプロジェクト作成

プロジェクトの名前などを設定します。
入力が完了したら作成をクリックします。

Google Cloud Platformの新規プロジェクトの名前設定

その後、”プロジェクトを確認”で「次へ」をクリック。

Google Cloud Platformのプロジェクトを確認

“APIを有効にする”で「有効化」をクリックします。

Google Cloud PlatformのAPI有効化

これでIndexing APIが有効化されました。

サービスアカウントの作成

続いて、サーチコンソールとの連携に必要な「サービスアカウント」を作成していきます。

左上のメニューボタン > 「IAMと管理」 > 「サービスアカウント」からサービスアカウントの管理ページへ移動します。

Google Cloud Platformのサービスアカウントを開く

ページを移動したら、上部にある「サービスアカウントを作成」をクリックします。

Google Cloud Platformの新規サービスアカウントを作成

作成画面に移ったら、アカウント名などを入力していきます。
この時に設定されたサービスアカウントのアドレスは後で使います。

新規サービスアカウントの情報を入力する

続けて、アクセス権の設定を行っていきます。ロールの項目を「オーナー」にしましょう。

Google Cloud Platformのサービスアカウントのアクセス許可の設定

最後のユーザー権限については、入力の必要はありません。そのまま完了をクリックしましょう。

Google Cloud Platformのサービスアカウントのユーザー権限

サービスアカウントの作成は以上です。

APIキーの設定

最後にAPIキーを取得していきます。

先ほど作成したサービスアカウントの右にある「操作」の3点リーダーをクリック。「鍵を管理」を選択します。

Google Cloud PlatformのAPIキーの作成への移動

APIキー(鍵)の管理画面へ移動したら、「鍵を追加」から「新しい鍵を作成」をクリックします。

Google Cloud PlatformのAPIキーの管理画面

ポップアップが表示され「キーのタイプ」を確認されます。推奨の「JSON」を選択して「作成」をクリックしましょう。

Google Cloud PlatformのAPIキーの作成ポップアップ

作成した段階で、APIキーが記載されたJSONファイルがダウンロードされます。大切なファイルなので、しっかりと保管しておいてください(後ほど使います)。

Google Cloud Platformを使用した作業は以上になります

今後のためにもサイトをブックマークしておきましょう

2. Search Consoleでサービスアカウントを追加

次はGoogle Search Consoleとの連携をしていきます。

まずはGoogle Search Consoleを開き、サイドバーの「設定」 > 「ユーザーと権限」へ移動します。

Google Search Consoleの「ユーザーと権限」までの移動

ユーザーが表示されたら、右側の3点リーダーをクリックして「プロパティ所有者の管理」をクリックします。

Google Search Consoleのプロパティ所有者の管理

ウェブマスターセントラルへと移動したら、下の方にある「サイト所有者を追加」をクリック。入力窓に先ほど作成したサービスアカウントのアドレスを入力して、「続行」をクリックします。

ウェブマスターツールの「サイト所有者を追加」

最後に、Search Consoleへと戻り、ユーザー一覧にサービスアカウントが追加されていればOKです。

サーチコンソールに追加されたサービスアカウント

Search Consoleを使った作業は以上となります。

3. プラグイン「Instant Indexing」の導入と設定

最後にWordPressサイトでIndexing APIを使えるようにするため、プラグイン「Instant Indexing for Google」を導入しましょう。

インストールと有効化

プラグインの「新規追加」で”Instant Indexing for Google”を検索してインストールと有効化をしましょう。

Instant Indexing fot Googleのインストール

初期設定

続いてプラグインの初期設定を行っていきます。

はじめに、サイドバーに追加された「Rank Math」の「Instant Indexing」をクリックして設定ページへ移動します。

Instant Indexing for Googleの設定ボタン

「Google API Settings」のタブを開き設定ページへ移動します。

Instant Indesing for GoogleのAPIの設定
・Google JSON Key

この項目でAPIキーを設定します。

「ファイルを選択」をクリックして、Google Cloud Platformで入手したJSONファイル(APIキー)をアップロードしましょう。(白枠へのドラッグ&ドロップでも可)

成功すると、上の白枠にJSONファイルの中身が表示されます。

・Submit Post Types to Google

自動送信したいページを選択することができます。
Indexing APIを使いすぎるのも危険なので、チェックを全て外しておきましょう。

最後に変更を保存をクリックして設定完了です

Indexing APIの使い方

それでは「Instant Indexing for Google」を使ってIndexing APIを送信する方法を解説します。
※少しでもリスクを減らしたいなら、ライブ動画を配信してBroadcastEventを埋め込むといいでしょう

APIの送信は「Console」タブから行えます(間違えて削除申請を送らないように注意してください)。

Instant Indexing for GoogleでAPIを送信する
右側は1日に行える送信数など
  1. インデックスを促進したいURLを入力(複数の場合は改行して入力)
  2. Actionが「Google:Publish/update URL」になっていることを確認
    ※Remoteに入っているとインデックスの削除要請をしてしまうので注意
  3. Send to APIをクリック
ここに注目

API送信前にページを一度更新しておくのもオススメ。
更新日を新しくしておくと、クロールされる確率が少し高くなるような気がします。

Instant Indexing for GoogleのAPI送信完了画面

ページ下に”Success”と表示されれば完了です。

まとめ

何度も言うようですが、求人情報などの構造化データが入っていないページはIndexing APIの対象外。インデックスされない時の”最終手段”だと思ってください。

小細工なしでも頻繁にクローラーが来てインデックスされる、お互いにそんなサイトを作っていきましょうね。

最後に、できれば今回の施策による効果の有無などを、SNS等で”Indexing API”のキーワードと共につぶやいてあげてください。同じ問題を抱える人には貴重な情報になると思います。

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